ローカル集客を強化する:リフォーム業向けGoogleビジネス最適化法

「近所で評判の良いリフォーム会社はないか」 お客様がスマートフォンでそう検索したとき、あなたの会社の情報が地図と一緒に一番上に表示されたら、どれほどのチャンスが生まれるでしょうか。
地域に根差したリフォーム業にとって、商圏内のお客様にいかに見つけてもらうかは、事業の生命線です。その最も強力な武器となるのが「Googleビジネスプロフィール(GBP)」です。
この記事では、リフォーム・工務店専門のWEB集客を支援する私たちが、Googleビジネスプロフィールを「ただ登録しているだけ」の状態から「集客の柱」へと変えるための具体的な最適化手法を、初心者の方にも分かりやすく解説します。設定から運用、改善まで、この一本で全てがわかる完全ガイドです。
この記事で得れること
✓ リフォーム会社、建築会社のGoogleビジネスプロフィール活用ノウハウ
この記事の内容が少しでも参考になれば幸いです(^^)/
- 1. 1. はじめに:Googleビジネス最適化で得られる効果
- 2. 2. 基本編:まずやるべき4つの初期設定
- 3. 3. 表示を最大化するプロフィール最適化
- 4. 4. 写真・動画で信頼を作る具体策
- 5. 5. 投稿(Posts)とアップデート運用法
- 6. 6. 口コミ(レビュー)獲得と運用の最適解
- 7. 7. Q&Aとメッセージ機能の活用
- 8. 8. サービスエリアビジネス(SAB)向け最適化ポイント
- 9. 9. 構造化データとウェブサイト連携で信頼を補強する方法
- 10. 10. データ分析(インサイト)で改善する流れ
- 11. 11. 広告・リスティングとの連携で集客を加速する
- 12. 12. 自動化・ツール活用と外注の判断基準
- 13. 13. よくある失敗例とペナルティを避けるための注意点
- 14. 14. 具体的な実行プラン(30日〜6か月ロードマップ)
- 15. 15. 公開チェックリスト(すぐ使える)
- 16. 16. まとめ
1. はじめに:Googleビジネス最適化で得られる効果


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まずは、なぜGoogleビジネスプロフィールがリフォーム業の集客に絶大な効果を発揮するのか、その理由とこの記事の活用法から見ていきましょう。
なぜリフォーム業で重要なのか(集客・信頼・問合せ増)
リフォーム業においてGoogleビジネスプロフィールの最適化が重要な理由は、主に3つあります。
- 圧倒的なローカル集客力:「リフォーム ○○市」「外壁塗装 近く」といった地域名を含む検索(ローカル検索)で、検索結果の上位に地図と共に表示されるため、今まさに業者を探している見込み客の目に直接留まります。
- 信頼性の獲得: 施工事例の写真やお客様からの口コミ(レビュー)が一覧で表示されるため、初めてあなたの会社を知るお客様にも、第三者の評価を通じて安心感と信頼性を直感的に伝えられます。
- 直接の問い合わせ増加: プロフィールからワンタップで電話をかけたり、ウェブサイトにアクセスしたりできるため、問い合わせへのハードルが劇的に下がります。これが直接の売上につながります。
これらの理由から、GBPは高額な広告費をかけずとも、商圏内の濃い見込み客を集めることができる、最も費用対効果の高いツールの一つと言えます。
この記事の読み方と実行優先度
この記事は網羅的な内容のため長文ですが、すべてを一度に実行する必要はありません。以下の優先順位で取り組むことをお勧めします。
- 最優先(まずやるべき): 第2章「基本編:初期設定」
- 第二優先(次にやるべき): 第4章「写真・動画」、第6章「口コミ」
- 第三優先(継続的にやるべき): 第5章「投稿」、第10章「データ分析」
まずは基本設定を完璧にこなし、その後、写真や口コミといった信頼性を高めるコンテンツを充実させ、日々の投稿やデータ分析で改善を回していくのが成功への最短ルートです。
2. 基本編:まずやるべき4つの初期設定


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ここが全ての土台です。情報が不正確だったり、未設定だったりすると、お客様の信頼を損ねるだけでなく、Googleからの評価も下がってしまいます。
プロフィールの「所有権」を確保する方法
「Googleマップに自社の情報が勝手に載っている」というケースは少なくありません。まずは、その情報のオーナーが自社であることをGoogleに申請し、「オーナー確認」を完了させる必要があります。 Googleで自社名を検索し、ビジネスプロフィールに表示される「このビジネスのオーナーですか?」というリンクから手続きを開始します。通常、登録した住所にハガキが郵送され、そこに記載された確認コードを入力することでオーナー確認が完了します。
正確なビジネス情報(名称・住所・電話:NAP)の登録
NAP情報(Name, Address, Phone)は、ローカルSEOにおいて最も重要な要素です。ウェブサイトやその他媒体に掲載している情報と、一字一句違わずに正確に入力してください。
- 名称(Name): 正式な会社名を入力します。(例:「株式会社〇〇リフォーム」)
- 住所(Address): 郵便番号からビル名・部屋番号まで、省略せずに正確に記載します。
- 電話番号(Phone): お客様からのメインの連絡先となる市外局番からの電話番号を登録します。
適切なカテゴリとサービスの選び方
自社の事業内容をGoogleに正しく伝えるための重要な設定です。
- メインカテゴリ: 最も的確にビジネスを表すカテゴリを一つだけ選びます。(例:「リフォーム業者」「工務店」)
- 追加カテゴリ: メインカテゴリ以外で提供しているサービスも複数登録します。(例:「住宅建築業者」「塗装業」「配管工」など)
カテゴリを適切に設定することで、「〇〇(地域名) 塗装」といった具体的なサービス名での検索にも表示されやすくなります。
営業時間・対応エリア・属性の設定
お客様が必要とする基本情報を漏れなく入力します。
- 営業時間: 定休日や祝日の営業予定も含め、正確に設定します。不定休の場合はその旨を記載します。
- 対応エリア: ここで設定した市町村が、お客様のローカル検索に影響します。最大20か所まで、実際に質の高いサービスを提供できるエリアを具体的に入力しましょう。
- 属性: 「女性経営者」「オンライン見積もり対応」など、会社の特色を示す属性を追加することで、ユーザーへのアピールポイントを増やせます。
3. 表示を最大化するプロフィール最適化


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基本設定が完了したら、次にお客様の興味を惹きつけ、Googleの評価を高めるための情報を充実させていきます。
ビジネス名と短縮名の最適化ルール
ビジネス名の項目に、キーワード(例:「リフォーム」「外壁塗装」など)や地域名を入れるのはGoogleのガイドライン違反であり、ペナルティのリスクがあります。必ず、登記上の正式名称を使いましょう。 一方で、プロフィール作成後に設定できる「短縮名(@から始まるID)」は、覚えやすいユニークなものにしておくと、URLの共有などに便利です。
概要(紹介文)とサービス説明の書き方
会社の強みや想いを伝える重要な項目です。最大750文字まで入力できます。 「〇〇市で創業XX年」「自然素材を使ったリフォームが得意」「有資格者が多数在籍」など、誰に、どんな価値を提供できるのかを具体的に書きましょう。前半の250文字程度が最初に表示されるため、特に重要なメッセージは冒頭に配置するのがポイントです。
サービス・メニュー項目の整備とキーワード設計
「キッチンリフォーム」「外壁塗装」「耐震補強」など、提供しているサービスを一つずつ具体的に登録します。各サービスに料金(目安でも可)と簡単な説明文を追加できます。 ここにお客様が検索で使いそうなキーワード(例:「LIXIL キッチン 交換」「築30年 戸建て 断熱工事」)を自然に含めることで、より専門的な検索ニーズに応えることができます。
4. 写真・動画で信頼を作る具体策


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リフォーム業において、視覚情報は言葉以上に雄弁です。どんなに良いことを書いても、写真がなければお客様は具体的なイメージを持てません。
追加すべき写真の種類(外観・職人・施工前後・設備)
以下の種類の写真をバランス良くアップロードし、会社の全体像と仕事の質を伝えましょう。
- 外観・内観: オフィスや店舗の様子がわかる写真。
- スタッフ・職人: 実際に工事を担当するスタッフの顔が見える写真。安心感につながります。
- 施工事例(ビフォー・アフター): 最も重要なコンテンツ。工事前と後の変化が劇的にわかる写真は、お客様の期待感を高めます。
- 設備・車両: 使用している機材や社用車など。専門性と清潔感をアピールできます。
- ロゴ・カバー写真: プロフィールの顔となる重要な画像です。
画像の撮影・編集ルールとアップロード頻度
写真は「質」と「鮮度」が重要です。
- ルール: 明るく、整理整頓された現場で撮影する。スマートフォンでも良いので、水平垂直を意識し、高画質で撮影しましょう。可能であれば、写真にロゴの透かしを入れるとブランディングになります。
- 頻度: 少なくとも週に1〜2枚は新しい写真(特に施工事例)を追加するのが理想です。情報が常に更新されていることをアピールできます。
動画の活用法(ショート動画・現場説明・顧客の声)
動画は写真よりも多くの情報を伝えられます。30秒程度の短い動画でも効果は絶大です。
- ショート動画: 施工前後の変化をまとめた短い動画や、職人の作業風景。
- 現場説明: 担当者がリフォーム箇所のポイントを解説する動画。専門性が伝わります。
- お客様の声: 許可を得て、工事完了後のお客様の喜びの声をインタビュー動画で紹介。最高の信頼証明になります。
5. 投稿(Posts)とアップデート運用法


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GBPの「投稿」機能は、簡易的なブログやSNSのように、最新情報を発信できる機能です。これを活用しない手はありません。
投稿コンテンツのテンプレ(キャンペーン・事例・ブログ告知)
毎回内容を考えるのは大変なので、以下のような型(テンプレート)を用意しておくと効率的です。
- 施工事例の紹介: 「〇〇市でキッチンのリフォームが完了しました!」といったタイトルで、ビフォー・アフター写真と共に工事のポイントを簡潔に紹介。ウェブサイトの詳しい事例ページへ誘導します。
- キャンペーン・イベント告知: 「【今月限定】外壁塗装のお見積もりで足場代半額キャンペーン実施中!」など、期間限定のお得情報を発信。
- ブログ記事の告知: 「失敗しない中古住宅の選び方についてのブログを更新しました」など、ウェブサイトへのアクセスを促します。
- お役立ち情報: 「梅雨前にやっておきたい屋根のセルフチェックリスト」など、専門家としての知識を提供。
投稿の頻度と効果測定ポイント
投稿の理想的な頻度は、週に1回以上です。情報の鮮度を保つことで、ユーザーとGoogleの両方に「このビジネスは活発に活動している」という良い印象を与えます。 各投稿には閲覧数やクリック数が表示されるため、どんな内容がお客様の関心を引くのかを定期的に分析し、次回の投稿内容に活かしましょう。
オファー・イベント投稿の使い分け
- オファー: クーポンや割引情報を発信する際に使います。開始日と終了日、クーポンコードなどを設定でき、ユーザーの行動を強く後押しします。
- イベント: 見学会や相談会などを告知する際に使います。日時や場所を明確に示せるため、参加を促しやすくなります。
6. 口コミ(レビュー)獲得と運用の最適解


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お客様の声は、未来のお客様にとって最も信頼できる情報源です。良い口コミは最高の営業ツールであり、Googleの評価にも大きく影響します。
レビュー獲得フロー(工事後の自動誘導テンプレ)
良い口コミは待っているだけでは集まりません。工事に満足いただけたお客様に、積極的に依頼する仕組みを作りましょう。
- 工事完了・お引き渡し時: 口頭で「もしよろしければ、Googleマップでの評価にご協力いただけますか?」と一声かける。
- サンクスメール・LINE: 後日、お礼の連絡と共に、口コミ投稿ページのURLやQRコードを送付する。
【メールテンプレート例】
この度は弊社にご用命いただき、誠にありがとうございました。 担当の〇〇です。
新しいキッチンでの暮らしはいかがでしょうか。 差し支えなければ、今後のサービス向上のため、また私どもの励みになりますので、Googleマップ上で簡単な評価やご感想をいただけますと幸いです。
▼口コミの投稿はこちらから(1分程度で完了します) [口コミ投稿ページのURL]
今後とも末永いお付き合いをよろしくお願い申し上げます。
ネガティブレビューへの対応方法とテンプレ文例
万が一、ネガティブなレビュー(星1〜2)が投稿された場合も、無視は絶対にいけません。真摯に対応することで、他のお客様に誠実な印象を与え、ピンチをチャンスに変えることができます。
- 対応のポイント: ①迅速に(24時間以内が理想)、②謝罪と事実確認の意思を示し、③公の場での反論は避け、④個別対応(電話やメール)に誘導する。
【返信テンプレート例】
この度は、ご期待に沿えず大変申し訳ございませんでした。 〇〇様にご不快な思いをさせてしまいましたこと、深くお詫び申し上げます。
投稿いただきました内容について、詳しくお話を伺い、真摯に対応させていただきたく存じます。つきましては、大変お手数ですが、弊社担当の〇〇まで直接ご連絡いただけますでしょうか。
貴重なご意見をいただき、誠にありがとうございました。
レビュー活用(サイトやSNSへの二次利用)
いただいた高評価のレビューは、GBP内だけに留めておくのはもったいないです。お客様の許可を得た上で、ウェブサイトの「お客様の声」ページや、InstagramなどのSNSで紹介し、信頼性の証明として最大限に活用しましょう。
7. Q&Aとメッセージ機能の活用


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お客様の疑問に先回りして答え、気軽にコミュニケーションが取れる環境を整えることで、問い合わせへのハードルを下げることができます。
よくある質問の先回り設定(Q&Aの公開回答)
Q&A機能は、誰でも質問を投稿でき、オーナーや他のユーザーが回答できる機能です。知人などに協力してもらって、Q&Aをあらかじめ登録しておくのもいいでしょう。
- Q&Aの例:
- Q:「見積もりは無料ですか?」 A:「はい、現地調査からお見積もりの作成まで無料で対応しております。」
- Q:「小さな工事でもお願いできますか?」 A:「はい、水栓交換やクロスの部分的な張替えなど、小さな工事も喜んで承ります。」
- Q:「ローンは利用できますか?」 A:「はい、各種リフォームローンに対応しております。お気軽にご相談ください。」
電話クリック・予約ボタンの最適化
GBPからの電話は、非常に見込みの高いお客様からの連絡です。いつでも対応できるよう、営業時間内は必ず電話に出られる体制を整えましょう。 また、「予約」ボタンを設置し、ウェブサイトの見積もり依頼や相談会予約フォームにリンクさせることで、問い合わせへの導線を強化できます。
8. サービスエリアビジネス(SAB)向け最適化ポイント


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リフォーム業の多くは、店舗に来てもらうのではなく、お客様のご自宅に伺う「サービスエリアビジネス(SAB)」です。このビジネスモデルに合わせた最適化が、地域集客の精度を大きく左右します。
対応エリアの設定とエリア別ランディングページ連携
GBPでは、店舗住所とは別に、サービスを提供できる「対応エリア」を市町村単位で最大20カ所まで設定できます。このエリア設定が、お客様の「地域名 + サービス名」検索に直接影響します。
ポイントは、ウェブサイトとの連携です。 例えば、GBPで「横浜市港北区」を対応エリアに設定した場合、ウェブサイトにも「横浜市港北区のリフォーム施工事例」といった専用のランディングページ(LP)を用意します。そして、GBPの投稿やサービス説明からそのページへリンクを張ることで、Googleはその地域との関連性が高いと判断し、検索結果での表示順位向上につながります。
住所非公開(訪問型)業者の注意点と対策
ご自宅を事務所にしている場合など、詳細な住所を公開したくないケースもあるでしょう。GBPでは住所を非公開にし、おおよそのサービス提供地域のみを地図に表示させることが可能です。
注意点として、住所が公開されている競合他社に比べ、地図上での視認性が若干低くなる可能性があります。 その対策として、以下の点を強化しましょう。
- 口コミの数を増やす: 住所情報がなくても、多くの高評価レビューがあれば信頼性は高まります。
- 写真の充実: スタッフや施工現場の写真を豊富に掲載し、会社の顔が見える状態を作ります。
- 対応エリアの明確化: プロフィールの説明文や投稿で、どのエリアに迅速に対応できるかを具体的にアピールします。
エリア毎に強化すべき口コミ・事例の集め方
「A市での工事が終わったら、そのお客様にレビューをお願いする」「B町で撮った施工写真を優先的に投稿する」など、戦略的に強化したいエリアの情報を厚くしていくことが重要です。 お客様がレビューを投稿する際、Googleは位置情報から「〇〇市でのリフォーム」といった情報を認識することがあります。特定のエリアのお客様からの口コミが増えれば、そのエリアでの検索順位にも良い影響が期待できます。
9. 構造化データとウェブサイト連携で信頼を補強する方法


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ここからは少し技術的な内容ですが、ウェブサイトとGBPの連携を強化し、Googleからの評価を盤石にするための重要な施策です。
サイトに設置すべきSchema(LocalBusiness・Reviewなど)
構造化データ(Schema)とは、ウェブサイトの情報が「これは会社名」「これは電話番号」「これはレビューの評価」といったように、どのような情報なのかをGoogleの検索エンジンに正確に伝えるための専用コードです。
リフォーム会社のサイトには、最低でも以下の構造化データを設置することをお勧めします。
- LocalBusiness: 会社名、住所、電話番号、営業時間などの基本情報を記述します。
- Review: お客様の声やレビューの評価(星の数)などを記述します。
これを設定することで、検索結果に会社情報や評価がリッチに表示(リッチリザルト)されやすくなり、クリック率の向上が期待できます。
プロフィールとサイトのNAP一致チェック
繰り返しになりますが、NAP情報(名称・住所・電話番号)の一貫性は極めて重要です。GBP、ウェブサイトの会社概要ページ、フッター情報、そして構造化データ内のNAP情報が、一字一句違わずに完全に一致しているか、必ず確認してください。 ビル名や会社名の「株式会社」の表記(前株か後株か)など、細部まで徹底的に統一しましょう。
事例ページとGBPの相互リンク戦略
GBPとウェブサイトを情報でつなぎ、相乗効果を生み出します。
- GBPからサイトへ: GBPの投稿機能で新しい施工事例を紹介し、「詳細はこちら」としてウェブサイトの該当事例ページへリンクを張る。
- サイトからGBPへ: ウェブサイトの「お客様の声」ページに、「Googleマップでの口コミもご覧ください」と一文を添え、GBPのレビューページへリンクを張る。
このような相互リンクは、ユーザーの利便性を高めるだけでなく、Googleに両者の関連性を示す上でも有効です。
10. データ分析(インサイト)で改善する流れ


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GBPは、運用して終わりではありません。管理画面の「インサイト」機能で提供されるデータを分析し、改善を続けることで効果は最大化します。
インサイトで見るべき主要指標(表示数・検索クエリ・アクション)
最低でも以下の3つの指標は毎月チェックしましょう。
- 検索クエリ: ユーザーがどのようなキーワードであなたのビジネスプロフィールを見つけたかがわかります。「〇〇市 キッチンリフォーム」のような意図の明確なキーワードで表示されているかを確認します。
- プロフィールが表示された合計回数: 検索結果やGoogleマップ上で、自社のプロフィールがどれだけユーザーの目に触れたかを示す指標です。
- ユーザーのアクション: 「ウェブサイトへのクリック数」「ルートのリクエスト数」「通話数」など、具体的な反響を示します。特に「通話数」は、問い合わせに直結する重要な指標です。
データから導く改善アクション(写真/投稿/カテゴリ修正)
データは、次のアクションを考えるためにあります。
- 想定外のキーワードで表示されている場合: そのキーワードに関連するサービス(例:「介護リフォーム」)を提供しているなら、サービス項目や説明文に追加して、より表示を強化します。
- 写真の閲覧数が特定のカテゴリに偏っている場合: 例えば「キッチンの写真」がよく見られているなら、さらに多くのキッチン施工事例の写真を追加します。
- 競合に比べてアクション数が少ない場合: プロフィールの情報が不足している可能性があります。口コミやQ&A、投稿を充実させ、ユーザーの不安を解消しましょう。
効果測定の頻度とKPI設計
最低でも月に一度はインサイトのデータを確認し、前月との比較を行う習慣をつけましょう。 運用初期のKPI(重要業績評価指標)は、「プロフィール表示回数」や「ウェブサイトクリック数」に設定し、運用が軌道に乗ってきたら、最終的なゴールである「通話数」や「問い合わせフォームからのコンバージョン数」をKPIとして追跡していくのがお勧めです。
11. 広告・リスティングとの連携で集客を加速する


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GBPは無料のツールですが、Google広告と連携させることで、さらに強力な集客チャネルへと進化します。
広告(ローカルキャンペーン・検索広告)とGBPの連携ポイント
Google広告とGBPアカウントを連携させると、「住所表示オプション」が利用可能になります。これにより、検索広告の下に会社の住所や地図、評価(星)が表示されるようになり、広告の占有面積が広がり、視認性と信頼性が向上。結果としてクリック率の上昇が期待できます。 また、地域に特化した「ローカル検索広告」では、GBPの情報が広告としてマップ上で優先的に表示されるため、今すぐ客へのアプローチに非常に効果的です。
広告用LPとビジネスプロフィールをつなぐ最適導線
広告をクリックしたユーザーが訪れるランディングページ(LP)に掲載されている情報(特にNAP)は、GBPの情報と完全に一致させておく必要があります。情報の不一致は、ユーザーに不信感を与えるだけでなく、広告の品質スコアにも悪影響を及ぼす可能性があります。 LPには、「Googleマップでの評価はこちら」といった形でGBPへのリンクを設置し、第三者の評価を見せることで、成約率を高める工夫も有効です。
クーポン・オファーを使った短期施策
GBPの投稿機能の一つである「オファー」は、広告キャンペーンと連動させるのに最適です。 例えば、「【広告をご覧の方限定】ウェブサイトからのお見積もりで5%OFF」といったキャンペーンを広告で展開し、同時にGBPのオファー投稿でも同じ内容を発信します。これにより、オーガニック検索で訪れたユーザーにもキャンペーンを告知でき、相乗効果が生まれます。
12. 自動化・ツール活用と外注の判断基準


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日々の運用を効率化し、より戦略的な活動に時間を割くための選択肢も知っておきましょう。
レビュー管理・投稿自動化ツールの選び方
GBPの運用を効率化するためのサードパーティ製ツールが存在します。
- レビュー管理ツール: 複数の口コミサイトのレビューを一元管理し、新着レビューがあれば通知してくれます。返信漏れを防ぐのに役立ちます。
- 投稿自動化ツール: 事前に作成した投稿を、指定した日時に自動で予約投稿できます。定期的な情報発信を無理なく続けるために有効です。
ツールを選ぶ際は、日本語に対応しているか、料金体系は自社の規模に合っているか、サポート体制は充実しているか、といった点を確認しましょう。
複数拠点・複雑な運用でのSaaS活用例
複数の支店やショールームを持つリフォーム会社の場合、各拠点のGBP情報を手動で管理するのは非常に困難です。このような場合は、多店舗のGBP情報を一元管理できるSaaS(Software as a Service)ツールの導入が効果的です。 全店舗の情報を本部で統一したり、投稿やキャンペーンを全店に一斉配信したり、店舗ごとのレビュー分析を簡単に行うことが可能になります。
外注(代理店)に任せる場合のチェックリスト
自社での運用リソースが不足している場合は、専門の代理店に外注するのも一つの手です。その際は、以下の点を必ずチェックしましょう。
- □ リフォーム業界や工務店など、建設業界の支援実績は豊富か?
- □ GBPの最適化だけでなく、ウェブサイト制作やSEO、広告運用まで含めた総合的な提案が可能か?
- □ 具体的な施策内容と、その根拠を明確に説明してくれるか?
- □ レポート提出や定例会の頻度など、運用状況の報告体制は明確か?
- □ 契約期間や費用体系は妥当か?
丸投げにするのではなく、自社も知識を持った上でパートナーとして協業できる代理店を選びましょう。
13. よくある失敗例とペナルティを避けるための注意点


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良かれと思ってやった施策が、Googleのガイドライン違反となり、ペナルティを受けることがあります。正しい知識を持って、健全な運用を心がけましょう。
禁止・リスクのあるビジネス名や記載方法
最も多い違反が、ビジネス名にキーワードや地域名を追加することです。
- NG例: 「株式会社〇〇リフォーム 横浜店 外壁塗装・屋根工事」
- OK例: 「株式会社〇〇リフォーム 横浜店」
このようなキーワードの詰め込みは、一時的に表示順位が上がることもありますが、Googleにスパム行為と判断されると、プロフィールの停止など厳しいペナルティを受けるリスクがあります。必ず、看板やウェブサイトで使っている正式名称を登録してください。
虚偽情報・重複リスティングが招く問題
「対応エリア内に複数の拠点があるように見せかけるため、実際には存在しないバーチャルオフィスでGBPを複数登録する」といった行為は、明確なガイドライン違反です。 ユーザーを混乱させるだけでなく、発覚した場合は全てのプロフィールが停止される可能性があります。ビジネスは、物理的に存在する拠点ごとに一つだけ登録するのが原則です。
不自然なレビュー施策の危険性
口コミは重要ですが、その集め方には注意が必要です。
- 禁止されている行為:
- 割引や特典と引き換えに、高評価レビューを依頼すること。
- 自社の従業員や関係者が身元を偽ってレビューを投稿すること(サクラ行為)。
- レビュー投稿代行業者に依頼すること。
Googleは不自然なレビューを検知するアルゴリズムを持っており、不正な口コミは削除されたり、アカウントがペナルティを受けたりする可能性があります。お客様に正直にお願いし、自然な形で良い口コミが集まるような質の高いサービスを提供することが、王道であり最も安全な方法です。
14. 具体的な実行プラン(30日〜6か月ロードマップ)


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ここまでの内容を、具体的な行動計画に落とし込んでみましょう。
初動30日:必須設定と低コスト施策
最初の1か月は、土台作りに集中します。
- オーナー確認の完了
- NAP情報、カテゴリ、営業時間の正確な入力
- 会社の強みが伝わる概要文の作成
- サービス項目を最低10個登録
- 写真(外観、内観、スタッフ、施工事例)を最低10枚アップロード
- 自作自演でQ&Aを5件登録
1〜3か月:写真・レビュー・投稿のPDCA
土台ができたら、情報を充実させ、運用を習慣化します。
- 工事完了後のお客様にレビューを依頼するフローを確立・実行
- 週に1回、施工事例やブログ更新情報などを投稿する
- 新しい施工事例のビフォー・アフター写真を定期的に追加する
- 月に1回インサイトデータを確認し、どの投稿や写真が見られているかを分析する
3〜6か月:エリア拡大と広告連携でブースト
運用が軌道に乗ったら、次のステップに進みます。
- インサイトの検索クエリを分析し、強化すべきエリアやサービスを特定する
- 特定したエリアの施工事例ページをウェブサイトに作成し、GBPからリンクを張る
- メッセージ機能からの問い合わせ対応フローを確立する
- 必要に応じて、Google広告(住所表示オプション)との連携を検討し、集客を加速させる
15. 公開チェックリスト(すぐ使える)


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最後に、GBPのプロフィールを公開・更新する前に、抜け漏れがないかを確認するためのチェックリストです。
設定項目チェック(NAP・カテゴリ・営業時間等)
- [ ] オーナー確認は完了しているか?
- [ ] ビジネス名、住所、電話番号(NAP)はウェブサイトと完全に一致しているか?
- [ ] メインカテゴリと追加カテゴリは適切に設定されているか?
- [ ] 営業時間は正確か?(祝日設定も含む)
- [ ] サービス提供エリアは実態に合わせて設定されているか?
コンテンツチェック(写真・動画・投稿・Q&A)
- [ ] ロゴとカバー写真は設定されているか?
- [ ] 施工事例(ビフォー・アフター)の写真は十分な数があるか?
- [ ] スタッフや職人の顔が見える写真は登録されているか?
- [ ] 最新の投稿は1週間以内に行われているか?
- [ ] お客様が疑問に思いそうなQ&Aは先回りして設定されているか?
計測チェック(インサイトとコンバージョンの設定)
- [ ] ウェブサイトへのリンクは正しく設定されているか?
- [ ] 電話番号はクリックで発信できる正しい番号か?
- [ ] 定期的に(最低月1回)インサイトデータを確認する予定は立っているか?
16. まとめ
Googleビジネスプロフィールは、一度設定して終わりではありません。写真を追加し、投稿を更新し、口コミに返信するなど、継続的に情報を発信し続けることで、Googleと未来のお客様からの信頼を勝ち取ることができます。 それは、まるでインターネット上に「活気のあるお店」を構えるのと同じです。
この記事で紹介した施策は、どれもリフォーム業の集客に直結するものばかりです。まずは基本設定の見直しから、一つでもできることから始めてみてください。その一歩が、商圏内での競争優位性を確立し、安定した集客を実現する礎となるはずです。

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最後までご覧頂きありがとうございました!
オンクリエイトは、リフォームなど建築・住宅業界専門のWEB業者です。ホームページ制作など、WEBに関することならお任せください。
日本全国対応。無理な営業は一切いたしませんので、まずはお気軽にお問い合わせください(^^)/
