広告費を効率化するコンバージョン測定と追跡(GA4・タグマネージャー入門)

広告費を効率化するコンバージョン測定と追跡(GA4・タグマネージャー入門):リフォーム専用LPの作り方。リフォーム会社・工務店のホームページ制作、LP制作|建築・住宅業界専門のWEB業者|日本全国対応【ON-CREATE】のお役立ちコラム

リフォーム会社のホームページを訪れるユーザーは、目的意識が非常に高い「見込み客」です。しかし、貴重な広告費をかけて集客しても、そのユーザーが「いつ」「どのページで」「どんな行動をとり」「結果として受注に至ったのか」が分からなければ、広告費は「垂れ流し」になってしまいます。

「どの広告から見積もり依頼が来たのか」「どの施工事例がよく見られているのか」を正確に把握し、広告費を“効率化”すること。それが、本記事でお伝えする「コンバージョン測定」の目的です。

この記事では、Google Analytics 4(GA4)とGoogle タグマネージャー(GTM)という2つの無料ツールを使い、広告効果を最大化するための計測・追跡の基礎から実践までを、リフォーム業の事例に特化して解説します。

この記事で得れること

✓ リフォーム会社等、建築業界の広告分析について
✓ リフォーム会社等、建築業界のGA4、GTM活用法

この記事の内容が少しでも参考になれば幸いです(^^)/

目次

1. コンバージョン測定と追跡の基本概念(GA4 とタグマネージャーの役割)

1. コンバージョン測定と追跡の基本概念(GA4 とタグマネージャーの役割):リフォーム会社・工務店のホームページ制作、LP制作|建築・住宅業界専門のWEB業者|日本全国対応【ON-CREATE】
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まずは、なぜこれらのツールが必要なのか、基本的な言葉の定義から押さえましょう。

コンバージョン測定とは何か(用語定義)

**コンバージョン(Conversion, CV)**とは、ホームページ上で獲得したい「最終的な成果」を指します。リフォーム業であれば、「見積もり依頼の完了」や「資料請求」、「来店予約」がこれにあたります。

そして、コンバージョン測定とは、その「成果」がホームページ上で何件発生したのか、また「どの広告やどのページを経由して」発生したのかを計測・記録することです。

これができていないと、例えば「Aという広告に月10万円かけたが、そこから1件も見積もりが来ていなかった」という事実に気づけず、貴重な予算を無駄にし続けることになります。

GA4 と Google タグマネージャー(GTM)の違いと使い分け

GA4とGTMは、どちらもGoogleが提供する無料ツールですが、役割が明確に異なります。

  • GA4(Google Analytics 4)
    • 役割:「計測・分析ツール」(分析のダッシュボード)
    • ホームページに訪れたユーザーの行動(どのページを見たか、何分滞在したか)や、コンバージョン(見積もり完了など)の結果を計測し、分析・レポートするためのツールです。
  • GTM(Google タグマネージャー)
    • 役割:「タグ管理ツール」(計測の司令塔)
    • GA4や各種広告(Google広告、Yahoo!広告、Meta広告など)の「計測タグ」を一元管理するツールです。「このボタンが押されたらGA4に信号を送る」「このページが表示されたら広告タグを発火させる」といった指示(設定)を行うためのツールです。

例えるなら:

  • GA4 は、お店の「レジ(売上や客層を記録・分析する場所)
  • GTM は、商品に「バーコード(値札)を貼り付ける作業

以前はGTMを使わずに、ホームページのHTMLソースコードにGA4の計測タグを直接埋め込むことも多々ありました。しかし、GTMを使うことで、HTMLを直接編集する危険を冒さずに、WEBサイト制作者でなくても「電話がタップされたら計測する」といった複雑な設定を安全かつ柔軟に追加・修正できるようになります。

リフォーム業で計測すべき主要KPI(問い合わせ、電話、見積依頼など)

コンバージョン測定を始める前に、「何を成果とするか」を定義する必要があります。リフォーム業における主要なKPI(重要業績評価指標)とコンバージョンポイントの例は以下の通りです。

  • 最重要コンバージョン(=受注に直結する行動)
    • 見積もりフォーム送信完了
    • お問い合わせフォーム送信完了
    • 来店予約フォーム送信完了
    • 資料請求フォーム送信完了
    • 電話番号のタップ(スマホ閲覧時)
  • マイクロコンバージョン(=将来の顧客になる可能性のある行動)
    • 施工事例の詳細ページ閲覧
    • 特定の施工事例の閲覧(例:「キッチンリフォーム」事例を3ページ以上見た)
    • イベント・相談会への申し込み
    • 公式LINEアカウントへの登録
    • 特定のPDF資料のダウンロード(例:「リフォーム失敗しないためのガイドブック」)

これらを正確に計測することで、「施工事例を3ページ見たユーザーは、見積もり依頼に至る確率が高い」といった分析が可能になり、広告戦略の精度が上がります。

2. まずやるべき準備:GA4 の初期設定ガイド(実務チェックリスト)

2. まずやるべき準備:GA4 の初期設定ガイド(実務チェックリスト):リフォーム会社・工務店のホームページ制作、LP制作|建築・住宅業界専門のWEB業者|日本全国対応【ON-CREATE】
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計測を始めるには、まずGA4の「器」を用意する必要があります。ここでは最低限必要な初期設定のポイントを解説します。

プロパティ作成とデータストリームの設定手順

  1. Googleアカウントの準備: まだお持ちでない場合は、Googleアカウントを作成します。
  2. GA4プロパティの作成: Googleアナリティクスの管理画面から、「プロパティを作成」ボタンを押し、プロパティ名(例:〇〇リフォーム公式サイト)を入力します。
  3. データストリームの設定: 次に「どのホームページ(またはアプリ)を計測するか」を設定します。
    • 「ウェブ」を選択し、自社のホームページURL(例: https://example-reform.com )とストリーム名(例:公式サイト)を入力します。
    • ここで発行される「測定ID」( G-XXXXXXXXXX という形式)が、後ほどGTMと連携するために必要になります。

データ保持・ユーザー同意(Cookie/同意モード)の基本設定

ユーザーのプライバシー保護は年々厳しくなっています。

  • データ保持期間: GA4では、ユーザー個別のデータを保持する期間をデフォルトの「2か月」から「14か月」に変更しておくことを推奨します。これにより、昨年の同月比較などがしやすくなります。(管理 > データ設定 > データ保持)
  • 同意モード(Consent Mode): 欧州(GDPR)や日本(改正個人情報保護法)の規制に対応するため、ユーザーがCookieの使用に「同意」したかどうかに応じて、計測の挙動を変える「同意モード」の設定が推奨されます。ホームページ制作会社と相談し、Cookieバナー(「同意しますか?」というポップアップ)と連動させる設定を行いましょう。

ビジネスに合わせた通貨・タイムゾーン・ビューの確認

基本的な設定ですが、見落とすと後でレポートが読みづらくなります。

  • タイムゾーン: 「(GMT+09:00) 日本標準時」に設定します。
  • 通貨: 「日本円 (JPY ¥)」に設定します。これにより、後述するコンバージョンに価値(金額)を割り当てた際、正しく円表示で分析できます。

補足

旧GA(UA)にあった「ビュー」という概念はGA4では廃止され、データストリームに統合されました。特定のIPアドレスを除外する設定などは「データフィルタ」で行います。

3. GTM(Google タグマネージャー)を使ったタグ設計入門

3. GTM(Google タグマネージャー)を使ったタグ設計入門:リフォーム会社・工務店のホームページ制作、LP制作|建築・住宅業界専門のWEB業者|日本全国対応【ON-CREATE】
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GA4の器ができたら、次はGTM(配線箱)を使って、ホームページとGA4を繋ぎ込む準備をします。

コンテナとワークスペースの基本操作

  1. GTMアカウント作成: Google タグマネージャーの公式サイトから、自社のアカウントを作成します。
  2. コンテナの作成: 1つのホームページ(ドメイン)につき、1つの「コンテナ」を作成するのが基本です。「コンテナ名」にサイト名を入力し、使用場所として「ウェブ」を選択します。
  3. GTMタグの設置: コンテナを作成すると、2種類のコード( <head> タグと <body> タグ)が表示されます。これを自社のホームページの全ページに設置します。
    • (重要) この作業はホームページ制作会社に依頼するのが最も安全です。WordPressなどのCMSをお使いの場合は、プラグインで簡単に設置できることもあります。
  4. ワークスペース: GTM内での作業場所です。変更内容は「公開」ボタンを押すまで実際のホームページには反映されません。

タグ・トリガー・変数の役割と作り方(具体例)

GTMでの設定は、主に「タグ」「トリガー」「変数」の3要素で行います。

  • タグ(Tag): 実行する内容
    • (例:「GA4にイベントを送信する」「Google広告の計測タグを発火させる」)
  • トリガー(Trigger): 実行するタイミング
    • (例:「見積もり完了ページが表示されたら」「電話番号ボタンがクリックされたら」)
  • 変数(Variable): 利用する情報(データ)
    • (例:「クリックされたボタンのテキスト」「表示されたページのURL」)

具体例:「電話番号ボタン」がタップされたら計測したい場合

  1. トリガー作成:
    • タイプ:「クリック - リンクのみ」
    • 条件:「Click URL」「が次と等しい」「 tel:0120-XXX-XXX
  2. タグ作成:
    • タイプ:「GA4 イベント」
    • 設定タグ:「(先に設定したGA4基本設定タグ)」
    • イベント名:「 click_tel 」(分かりやすい名前をつけます)
  3. タグとトリガーの紐付け: 作成したタグ(GA4イベント)に、作成したトリガー(電話タップ)を紐付けます。

これで、「電話番号( tel:0120-XXX-XXX )がタップされたら、GA4に click_tel という名前でイベントを送信する」という設定が完了します。

dataLayer の設計ポイント(ページ別・フォーム別の渡し方)

**dataLayer(データレイヤー)**は、GTMが最も効率的に機能するための「GTM専用のデータ受け渡し箱」です。

例えば、GTMは「ボタンが押された」ことは分かっても、そのボタンが「どの施工事例のボタンか」までは自動で認識できません。

そこで、ホームページ側(HTML)で、

「これはID:123のキッチンリフォーム事例のボタンです」

という情報を dataLayer に事前に入れておきます。GTMはその dataLayer の中身を見て、「ID:123」や「キッチン」という情報を取得し、GA4に送ることができます。

リフォーム業では、「どの種類のフォーム(見積もり or 資料請求)」か、「どの施工事例」か、「どの物件種別(戸建て or マンション)」か、といった情報を dataLayer で渡せるように設計しておくと、非常に詳細な分析が可能になります。これはホームページ制作時に制作会社と相談して設計するのがベストです。

4. リフォーム業に最適化したコンバージョン設計(何を“CV”にするか)

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計測の仕組み(GTM)が整ったら、次に「何を成果(CV)として計測するか」を具体的に設計します。

主要コンバージョン候補の一覧と優先度(例:見積依頼、電話、LINE、資料DL)

リフォーム業において、広告費を投下してでも獲得したい「主要コンバージョン」は、売上に直結する行動です。

  • 優先度【高】(売上に直結)
    • 見積もり依頼フォーム送信完了
    • 現地調査申し込みフォーム送信完了
    • 店舗来店予約フォーム送信完了
    • 電話発信タップ(※特に緊急性の高い水回り修理など)
  • 優先度【中】(リード獲得)
    • 資料請求フォーム送信完了
    • イベント・相談会申し込み完了
    • 公式LINE友だち追加完了

これらは必ず計測し、GA4上で「コンバージョン」として設定します。

マイクロコンバージョンの定義と使い方(施工事例閲覧、動画視聴等)

主要コンバージョン(例:見積もり依頼)は、頻繁には発生しません。そこで、主要コンバージョンに至る「手前の行動」をマイクロコンバージョンとして計測します。

  • マイクロコンバージョンの例
    • 施工事例ページを3ページ以上閲覧した
    • 「お客様の声」ページに到達した
    • 施工事例の紹介動画を30秒以上再生した
    • 料金シミュレーションを実行した

これらを計測する目的は、「施工事例をよく見るユーザーは、どの広告経由が多いか?」や「動画を見たユーザーは、見積もり依頼率が高いか?」といった仮説を検証し、サイト改善や広告のターゲティングに活かすためです。

コンバージョンに価値(金額)を割り当てる方法

GA4では、各コンバージョンに「価値(金額)」を割り当てることができます。

例えば、

  • 「見積もり依頼」:平均受注単価が500万円で、成約率が10%なら、1件の見積もり依頼の価値は $500万円 \times 10\% = 50万円$ と設定する。(※やや高度な考え方)
  • (現実的な運用)
    • 「見積もり依頼」:10,000円
    • 「資料請求」:1,000円

このように仮の価値でも設定しておくと、GA4やGoogle広告のレポートで「どの広告が最も高い“価値”を生み出しているか」を比較できるようになり、ROAS(広告費用対効果)ベースでの最適化が可能になります。

5. イベント命名規則とパラメータ設計(測定のブレを防ぐ)

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計測設定で最も重要なのが「ルール決め」です。特にイベント名やパラメータの命名規則がバラバラだと、後でデータ分析ができなくなります。

一貫した命名規則のテンプレ(例:category_action_label)

GA4ではイベント名は event_name のように小文字のスネークケース(アンダーバー区切り)が推奨されます。

旧GA(UA)では「カテゴリ」「アクション」「ラベル」という3階層で管理するのが一般的でした。GA4では自由度が高まりましたが、この考え方を踏襲すると管理しやすくなります。

  • 推奨例(GA4スタイル):
    • 電話タップ: click_tel
    • フォーム送信: submit_form
    • 資料ダウンロード: download_document
  • 非推奨例:
    • Click_Tel , tel_click , 電話タップ (大文字・小文字・日本語が混在し、集計が困難になる)

「誰が設定しても同じルールになる」状態を目指します。

パラメータで保持すべき情報(ページID、campaign、form_typeなど)

GA4のイベントには、詳細な情報を「パラメータ」として付与できます。

例えば、 submit_form (フォーム送信)というイベントだけでは、「どのフォーム」が送信されたか分かりません。

良い例:

  • イベント名: submit_form
  • パラメータ1: form_type = estimate (見積もりフォーム)
  • パラメータ2: form_type = document (資料請求フォーム)

このようにパラメータで分類することで、GA4上で「 submit_form のうち、 form_typeestimate のものだけ」を絞り込んで分析できます。

他にも campaign (どの広告キャンペーンか)、 page_id (どの施工事例か)などをパラメータで渡します。

カスタムディメンション/指標の活用例

GTMからGA4に送った独自のパラメータ(例: form_type )は、そのままではGA4のレポート画面に表示されません。

GA4の「管理」メニュー > 「カスタム定義」から、

「 form_type というパラメータを受け取ったら、 フォーム種別 という名前でレポートに表示してください」

という設定(カスタムディメンションの登録)を行う必要があります。

これを登録して初めて、GA4の「探索レポート」などで「フォーム種別」ごとのコンバージョン数を比較できるようになります。

6. 実践:GA4+GTMで「見積りフォーム送信」を実装する手順(ハンズオン)

6. 実践:GA4+GTMで「見積りフォーム送信」を実装する手順(ハンズオン):リフォーム会社・工務店のホームページ制作、LP制作|建築・住宅業界専門のWEB業者|日本全国対応【ON-CREATE】
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リフォーム業で最も重要な「見積もりフォーム送信」を計測する手順を、概念的に解説します。

フロント(HTML/JS)で dataLayer を送る例(概念)

最も確実な方法は、フォーム送信が「成功」した(完了ページが表示された)タイミングで、 dataLayer に情報を送ることです。

ホームページ制作会社には、以下のように「サンクスページ(送信完了画面)」が表示された際、HTMLに dataLayer を埋め込んでもらうよう依頼します。

HTML

<script>
  window.dataLayer = window.dataLayer || [];
  window.dataLayer.push({
    'event': 'submit_estimate_form',  // GTMが認識するイベント名
    'form_type': 'estimate',          // フォームの種類
    'form_id': 'main_form_v1'         // フォームのID
  });
</script>

GTM でのトリガー設定→タグ作成→GA4イベント送信

上記 dataLayer を受け取る設定をGTMで行います。

  1. トリガーの作成:
    • タイプ:「カスタムイベント」
    • イベント名:「 submit_estimate_form 」(上記 6-1 でHTMLに仕込んだ event 名と一致させる)
  2. (任意)変数の作成:
    • タイプ:「データレイヤーの変数」
    • 変数名:「 form_type 」( dataLayer のキーと一致させる)
  3. タグの作成:
    • タイプ:「GA4 イベント」
    • 設定タグ:(GA4基本設定タグを選択)
    • イベント名:「 submit_form 」(GA4に送る正式なイベント名)
    • イベントパラメータ:「 form_type 」= {{form_type}} (先ほど作成した変数を指定)
  4. 紐付け: タグに、ステップ1で作成したトリガー(カスタムイベント)を紐付けます。

これで、「 submit_estimate_form という dataLayer が飛んできたら、 form_type の情報を添えて、 submit_form というイベント名でGA4に送信する」という設定が完了しました。

GA4 でコンバージョンに指定する手順と確認方法

GTMから submit_form イベントがGA4に送信されるようになっても、それだけでは「コンバージョン」として集計されません。

  1. GA4の管理画面 > 「イベント」メニューを開きます。
  2. GTMから送信された submit_form というイベントがリストに表示されていることを確認します。
  3. そのイベントの右側にある「コンバージョンとしてマークを付ける」のトグルをオンにします。

これで初めて、 submit_form イベントが「コンバージョン」として計測・レポートされるようになります。

7. 広告計測の連携(Google広告・Meta広告など)とコンバージョンインポート

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GA4で計測したコンバージョンデータは、広告の最適化に活用してこそ真価を発揮します。

Google広告へのコンバージョンインポート手順(概要)

GA4とGoogle広告(旧AdWords)は、簡単に連携できます。

  1. GA4の管理画面 > 「(リンク設定)Google広告のリンク」から、自社のGoogle広告アカウントを連携します。
  2. GA4側で「広告のパーソナライズ」を有効にします。
  3. Google広告の管理画面 > 「ツールと設定」 > 「コンバージョン」を開きます。
  4. 「インポート」を選択し、「Google アナリティクス 4(GA4)プロパティ」から、先ほどGA4でコンバージョン設定したイベント(例: submit_form )をインポートします。

これにより、Google広告の管理画面上で「どの広告がGA4のコンバージョン(見積もり依頼)に繋がったか」が直接確認できるようになります。さらに、Google広告のAIが「コンバージョンしやすいユーザー」を学習し、広告の配信を自動で最適化してくれるようになります(例:自動入札戦略「コンバージョン数の最大化」など)。

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コンバージョンウィンドウと帰属モデルの考え方

  • コンバージョンウィンドウ: ユーザーが広告をクリック(または表示)してから、何日後までにコンバージョンした場合を「その広告の成果」とみなすかの期間です。リフォームは検討期間が長いため、デフォルト(例:30日)より長め(例:60日や90日)に設定することも検討します。
  • 帰属モデル(アトリビューションモデル): ユーザーがコンバージョンまでに複数の広告に接触した場合、どの広告に成果を割り振るかのルールです。
    • ラストクリック: 成果直前のクリック(例:Google検索広告)に100%の成果を割り当てる。
    • データドリブン: GA4のAIが、成果への貢献度を自動で判断し、複数の広告に成果を振り分ける(推奨)。

リフォーム業では、最初にSNS広告(認知)で施工事例を見、次にGoogle検索(比較検討)でサイトを訪れ、最後に会社名の指名検索(申し込み)でコンバージョンする、といった複雑な経路が多いため、「データドリブン」モデルを採用することが推奨されます。

クロスドメインやサブドメインの計測注意点

以下のようなケースでは、追加の設定(クロスドメイン計測)が必要です。

  • 見積もりフォームだけ、外部のASPサービス(例: form.example-service.com )を利用している。
  • 資料請求はサブドメイン(例: document.example-reform.com )で運用している。

これらを設定しないと、ドメインを移動した時点で「別のユーザー」として計測されてしまい、「広告経由でフォームに来た」という繋がりが途切れてしまいます。GA4のデータストリーム設定内で「ドメインの設定」を行う必要があります。

8. 高度な効率化テクニック(テンプレ化・自動化・サーバーサイド計測)

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計測設定は一度で終わりません。運用コストを下げるための、一歩進んだテクニックを紹介します。

タグ・トリガーのテンプレート化で運用コストを減らす方法

GTMには「テンプレート」機能があります。例えば、「電話番号タップ( tel: )を計測する」という設定は、どのサイトでも共通です。

よく使うタグとトリガーの組み合わせを「テンプレート」として保存・エクスポートしておけば、新しいお客様のサイトを制作する際や、自社で複数のサイト(例:戸建て専門サイト、マンション専門サイト)を運用する際に、設定作業を大幅に効率化できます。

サーバーサイドタグ(Server-side tagging)のメリットと導入検討ポイント

通常、GTMはユーザーのブラウザ(PCやスマホ)上で動作します(クライアントサイド)。

これに対し、**サーバーサイドタグ(SSGTM)**は、自社が契約するサーバー(またはGoogle Cloud)上でGTMを動作させる技術です。

  • メリット:
    1. 計測の安定性: ブラウザの広告ブロッカーや、OS(特にiOS)のトラッキング防止機能の影響を受けにくくなり、より正確なデータ(特に広告経由のCV)を取得できます。
    2. サイトの高速化: ブラウザ側で実行するタグが減るため、ページの表示速度が改善する可能性があります。
  • デメリット:
    • サーバー費用(月額数千円〜)が別途発生します。
    • 導入・設定の難易度が非常に高いです。

広告費の割合が非常に大きい、またはプライバシー規制による計測漏れを深刻な課題と捉えている場合に、導入を検討する価値があります。

リード品質向上のためのイベントスコアリング自動化

GA4とGTMを使い、「見込み度の高い行動」に点数(スコア)を付ける運用です。

  • 「施工事例(キッチン)を閲覧」: +5点
  • 「料金ページを閲覧」: +10点
  • 「動画を最後まで視聴」: +20点
  • 「見積もりフォーム送信」: +100点

合計スコアが一定(例:50点)を超えたユーザーを「ホットリード」と定義し、そのユーザーリストをGoogle広告に連携してリターゲティング広告を強化したり、MA(マーケティングオートメーション)ツールと連携して営業アプローチの優先度を上げたりする施策に繋げられます。

9. データ検証とデバッグのベストプラクティス

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設定は「正しく動作しているか確認する」までがセットです。「計測できているつもり」が最も危険です。

GTM プレビュー/GA4 デバッグビューの使い方手順

GTMには、設定が正しく動作するかを安全に確認するための「プレビューモード」があります。

  1. GTM管理画面の右上にある「プレビュー」ボタンを押します。
  2. 自社のホームページURLを入力して接続します。
  3. プレビューモードで自社サイトが開きます。
  4. サイト上でボタンをクリック(例:電話タップ)したり、フォームを送信(テスト)したりします。
  5. GTMのプレビュー画面(別ウィンドウ)で、意図したタイミングで、意図したタグ(例:GA4 submit_form タグ)が「Fired(発火した)」になっているかを確認します。

同時に、GA4の管理画面 > 「DebugView」を開いておくと、GTMから送られてきたイベントがリアルタイムでGA4に届いているかを二重で確認できます。

よくある不具合(重複イベント、未送信、ラベル抜け)と対処法

  • 重複イベント: 「見積もり完了」が2回計測される。
    • 原因:GTMのトリガー設定(例:完了ページ表示)と、HTML直書きのタグが両方動いている、など。プレビューモードで「どのタグが」「どのトリガーで」発火したかを特定し、重複する方を削除します。
  • 未送信: タグが発火しない。
    • 原因:トリガーの条件(例:URLの指定)が間違っている( httphttpswww の有無、最後の / (スラッシュ)の有無など)。
  • ラベル抜け: イベントは飛んでいるが、パラメータ( form_type など)が空。
    • 原因:GTMの「変数」の設定が dataLayer のキーと一致していない。

定期監査チェックリスト(週次・月次で確認すべき項目)

設定後も、サイトの更新(フォームのURL変更など)で計測が止まることがあります。

  • 週次確認
    • GTMのプレビューモードで、主要コンバージョン(見積もり、電話)が正しく計測できるか実機テストする。
    • GA4のリアルタイムレポートで、自分のアクセスが計測されているか確認する。
  • 月次確認
    • GA4のコンバージョンレポートと、広告管理画面(Google広告など)のコンバージョン数に、大きな乖離がないか確認する。
    • コンバージョン数が極端に「0」または「激増」している日がないか確認する(計測不具合か、サイト側の変更があった可能性)。

10. 広告費を効率化するための分析と改善サイクル(実務フロー)

10. 広告費を効率化するための分析と改善サイクル(実務フロー):リフォーム会社・工務店のホームページ制作、LP制作|建築・住宅業界専門のWEB業者【ON-CREATE】のお役立ちコラム
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計測は「手段」であり、目的は「広告費の効率化」です。データをどう活かすかを解説します。

コンバージョンデータを使ったCPA/ROAS改善の基本指標

計測したデータは、主に2つの指標で広告の健全性を判断します。

  • CPA (Cost Per Acquisition/Action): 1件のコンバージョン(例:見積もり)を獲得するために、いくら広告費がかかったか。
    • 計算式: $広告費 \div コンバージョン数$
    • 例:広告費10万円で、見積もり依頼が5件取れた場合、CPAは2万円。
    • CPAは低ければ低いほど効率が良いことを示します。
  • ROAS (Return On Advertising Spend): 投下した広告費に対して、どれだけの「売上(価値)」を回収できたか。
    • 計算式: $コンバージョンによる売上(価値) \div 広告費 \times 100 (\%)$
    • (※4-3で設定した「価値」を使用)
    • 例:広告費10万円で、価値「1万円」のCVが15件取れた場合、$売上(価値)15万円 \div 広告費10万円 \times 100 = 150\%$ 。
    • ROASが100%を超えていれば、広告費以上の価値を生み出していることになります。

改善サイクル:

  1. 計測 (Do): GA4/GTMでCVを計測する。
  2. 分析 (Check): 広告キャンペーンごとのCPAやROASを比較する。
  3. 判断 (Action):
    • CPAが高すぎる(効率が悪い)広告は、予算を減らすか停止する。
    • CPAが低い(効率が良い)広告は、予算を増額する。

A/B テストと計測設計(どこをどう測るか)

「見積もりボタンの色は赤と緑、どちらが押されやすいか?」といった仮説を検証するのがA/Bテストです。

このテストを行う際も、GA4/GTMの計測設計が重要です。

「パターンAのボタン(赤)がクリックされた」

「パターンBのボタン(緑)がクリックされた」

というイベントをGTMで個別に計測し、GA4で「どちらのパターンが最終的なコンバージョン(フォーム送信)に繋がりやすかったか」を比較・分析します。

レポートの作り方(広告管理画面+GA4で見るべき指標)

広告の管理画面とGA4では、見るべき指標が異なります。

  • 広告管理画面(Google広告など)で見る指標:
    • 広告の“配信”効率: 表示回数、クリック数、クリック率(CTR)、CPA(広告画面上のCV)
    • 目的:広告文やターゲティングが適切か判断するため
  • GA4で見る指標:
    • 広告の“貢献”度: コンバージョン数、コンバージョン率(CVR)、セッション数、直帰率(エンゲージメント率)、貢献した売上(価値)
    • 目的:広告経由で来たユーザーが、サイト内でちゃんと行動し、最終成果に繋がったか判断するため

広告管理画面のCV数とGA4のCV数は、計測の仕組み(帰属モデル)が異なるため、必ずしも一致しません。両方の数値を見比べ、多角的に判断することが重要です。

11. よくある失敗例と避けるための対策(リフォーム業の事例ベース)

11. よくある失敗例と避けるための対策(リフォーム業の事例ベース):リフォーム会社・工務店のホームページ制作、LP制作|建築・住宅業界専門のWEB業者【ON-CREATE】のお役立ちコラム
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計測設定において、リフォーム業のWEB担当者や制作会社が陥りがちな失敗例を紹介します。

同じイベントが二重で計測されるケースと解決方法

  • 事象: 見積もり依頼は1件しか来ていないのに、GA4のコンバージョンが「2件」とカウントされる。
  • 原因:
    1. GTMのトリガーを「フォーム送信ボタンのクリック」に設定している。
    2. ユーザーが必要項目未入力のままボタンを押し(1回目)、入力し直して再度ボタンを押した(2回目)。
  • 対策: トリガーを「ボタンのクリック」ではなく、「フォーム送信完了ページ(サンクスページ)の表示」または「 dataLayer (6-1参照)」に設定する。これにより、送信が成功した時だけを1回として正確に計測できます。

プライバシー規制(同意不足)によるデータ欠落対策

  • 事象: サイトにCookie同意バナーを設置したが、「同意しない」を選ぶユーザーが多く、GA4のデータが実態より大幅に少なくなった。
  • 原因: 同意モード(2-2参照)の設定が不十分で、同意しなかったユーザーのデータが一切計測できていない。
  • 対策: Googleが推奨する「同意モード(ベーシックまたはアドバンスト)」を正しく実装する。これにより、ユーザーが同意しなかった場合でも、個人を特定しない形(匿名)で、コンバージョンデータなどをモデリング(推計)し、計測の欠落をある程度補完できます。

広告クリックと実際のリードが乖離する原因

  • 事象: Google広告では「コンバージョン 10件」と表示されているのに、実際に受信したメール(見積もり依頼)は「3件」しかない。
  • 原因:
    1. 電話コンバージョン: 広告のCVに「電話タップ」を含めているが、タップしただけで実際には発信しなかったユーザーも「1件」とカウントされている。
    2. 計測設定ミス: 「フォーム入力開始ページ」を「完了ページ」と間違えてコンバージョン設定している。
  • 対策: GA4で計測するコンバージョンの「定義」を見直します。特に「電話」は、タップ=発信完了ではないことを理解し、Google広告側で「通話時間」(例:60秒以上)をコンバージョン条件にするなど、計測の精度を高める設定を検討します。

12. LLMO(検索・AI最適化)視点で有利にするコンテンツ設計と構成例

12. LLMO(検索・AI最適化)視点で有利にするコンテンツ設計と構成例:リフォーム会社・工務店のホームページ制作、LP制作|建築・住宅業界専門のWEB業者【ON-CREATE】のお役立ちコラム
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本記事のような専門的なコラムは、検索エンジンや生成AI(LLM)にとって「信頼できる情報源」と認識されることが重要です。

スニペット狙いのQ&A(FAQ)をページ内に組み込む場所と書き方

読者が抱くであろう具体的な疑問(例:「リフォームとリノベーションの違いは?」「リフォームで失敗しない方法は?」)に対し、記事の冒頭やセクションの終わり、または記事末尾にQ&A(よくある質問)形式で簡潔に回答するセクションを設けます。

  • 書き方の例:Q: リフォームとリノベーションは、何が違うのですか?A: リフォームは、老朽化した部分を**新築時に近い状態に「戻す」**小規模な修繕・交換工事です(例:壁紙の張替え、設備の交換)。リノベーションは、間取り変更や性能向上など、住宅に**新しい価値を「プラスする」**大規模な改修工事です。

このように「質問」と「回答(A:)」をセットにすることで、検索結果画面で目立つ「スニペット(回答の抜粋)」として表示されやすくなります。

構造化データ(FAQ/schema)の使い方と記述例(要検証)

検索エンジンに対して、この部分が「Q&Aである」と明確に伝えるための技術が「構造化データ(schema.org)」です。

FAQPage スキーマと呼ばれる記述をHTMLに(通常はJSON-LD形式で)埋め込むことで、検索エンジンが内容をより深く理解する手助けとなります。(※ただし、近年GoogleはFAQリッチリザルトの表示を縮小傾向にあるため、乱用は禁物です。あくまで補助的な施策として検討します。)

要約・箇条書き・表を使ってLLMに回答しやすくするコツ

生成AI(LLM)は、長文の解説よりも、整理された情報を好みます。

  • 要約: 各H2見出しの冒頭(導入文)で、そのセクションで解説する内容の「要約」を先に示します。(例:本章では、〇〇と△△の違いについて解説します。)
  • 箇条書き: メリット・デメリット、手順、チェックリストなどは、文章(地の文)で続けるのではなく、積極的に箇条書き(ブレットポイント)を使います。(本記事の1-3や9-3など)
  • 表(テーブル): 2つ以上の概念を比較する場合(例:GA4とGTMの違い、CPAとROASの違い)は、表形式(テーブル)を用いることで、AIがその対比関係を学習しやすくなります。

これらの工夫は、AIだけでなく、記事を読む「人間」の可読性や理解度を高めるためにも非常に有効です。

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広告費の効率化は、リフォーム業のWEB集客において永遠の課題です。その第一歩は、「なんとなく」の広告運用から脱却し、「計測できる状態」を作ることです。

GA4とGTMの導入は、専門知識が必要で難しく感じるかもしれません。しかし、一度設定してしまえば、広告の「ムダ」を特定し、CPA(顧客獲得単価)を改善し続けるための強力な武器となります。

最後に、本記事を読んだリフォーム会社のWEB担当者様が「今すぐやるべきこと」をチェックリストとしてまとめます。

今すぐやるべき3ステップ(短期)

  1. [ ] 自社のGA4プロパティとGTMコンテナを確認する
    • そもそも導入されているか? 測定ID(G-XXXX)は把握しているか?
    • GTMタグはサイトに設置されているか?
  2. [ ] 「主要コンバージョン」を定義する
    • 自社にとっての「成果」は何か?(見積もり完了か? 資料請求か?)
    • コンバージョン計測の「完了地点」(サンクスページのURLなど)は明確か?
  3. [ ] GTMのプレビューモードで現状をテストする
    • (もしGTM導入済みなら)プレビューモードを起動し、主要なコンバージョン(電話タップ、フォーム送信)が意図通りに発火しているか確認する。

月次ルーティン(監査と改善)

  1. [ ] 定期監査を行う
    • 毎月1回、主要コンバージョンが正常に計測され続けているか、GTMプレビューで実機テストする。(9-3参照)
  2. [ ] CPA/ROASをレビューする
    • Google広告やGA4のレポートを確認し、キャンペーンごとのCPA(獲得単価)を比較する。(10-1参照)
  3. [ ] 広告予算の最適化を行う
    • CPAが悪い(高すぎる)広告の予算を、CPAが良い(低い)広告に回す。

これらの計測・分析・改善のサイクル(PDCA)を回すことが、広告費を効率化し、受注に繋がるホームページ運用を実現する唯一の方法です。

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